神様なんて信じないっ!~イケメンと妖怪、召喚しちゃいました~
「はいっ!」
「これからも仲良くしよーね、神崎さん」
って、なんてウソくさい笑顔なの!
なんか、人間不信になりそうだよ……。
「美心、行くぞ」
「い、行くってどこへ?」
「腹が減った。何か食わせろ」
ああ、だからちょうどお昼時に現れたのね……ってオイ!
天草さんは、あたしの手を引いて教室から出ようとする。
ちょっと、誰か助けてー!
「おい、どこ行くんだよ……」
と止めかけてくれた雷牙は、女子たちに取り押さえられてしまった。
きっと、あたしの代わりに尋問されるんだろう。
合掌……。