Valentine Triangle

三栗が連れて行ったのは、職場から30分ほど離れた駅にある、創作中華料理の店だった。

予約を取っていたらしく、座ったテーブルはすでにセッティングされていた。


「他にも誰か来るの?」


三人分の取り皿が置いてあるのを見て、香神が聞いた。


「ええ、まあ」


軽いコース料理を注文した。
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