Valentine Triangle

二人は、近くの喫茶店に向った。


「昨日は、申し訳ありませんでした」

三栗が深々と頭を下げる。


「ちょっと、三栗さん、頭なんか下げないで下さい」


慌てて、香神が止めると、三栗は不安げな瞳を揺らしながら、香神をじっと見る。

< 33 / 49 >

この作品をシェア

pagetop