笑顔の君に逢えたら


そう言って彼女と別れた。


「浩介、おつー!」


溜まり場に戻ると手を振っている涼がいた。


「おう」


「見つかった?」


涼から話を聞いたのか直哉が俺に聞く。


「無事な」


「そっか、よかったな」


「まぁな。

てか、たこ焼きは?」


涼に聞くと視線をそらす涼。


涼の隣にはからのパックが置いてあった。


「く、食いたいとか言ってなかったし!」


「一緒に買いに行ってやったのに。

こんな奴だったとは」


「ごめんー、浩介、拗ねんなって!

俺様のちゅーをやるからさ!」


「「きもい」」


みんなの息が合った。


やっぱこの仲間は最高だな。


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