凛桜~過酷な最強プリンセス~
そして、すっかり静かになってしまった部屋の空気を変えるように、
「もうそろそろ自分の部屋に戻らない?………って言っても、僕はまだ自分の部屋に戻る気はないけど」
と港が言った
蒼は部屋に戻って寝ると言って、幹部室を出て行った
けど、冬哉はパソコンで情報を集めるらしくパソコンを起動させ始めた
そして俺は、戻る気になんかなれなくてソファーにドカッと座りこんで雑誌をめくった
港が点けて見ているテレビから、陽気な声が聞こえてくる
でも俺は、その声のように陽気にはなれなかった
【一磨side*end】