凛桜~過酷な最強プリンセス~
そこへ
ートントン
ドアを叩く音が聞こえた
そして下っ端の子が顔を出す
「総長、お部屋の準備終わりました」
「………おぅ。ありがとな」
「急にごめんね、ありがとう。あと部屋の準備の仕方とか、あたしにも教えて?」
「いやいや。凛さんは仲間でもありますけど、双龍唯一の女の子。つまり、姫なんですから」
あたし、姫なの………?
姫よりは仲間の方が嬉しいんだけどな
「…………わかった。でも、“仲間”なんだから特別扱いとかはしないで。あと、タメ口がいい」
「わかり…………じゃなくて、わかった」
「ありがとう。よろしくね」