凛桜~過酷な最強プリンセス~
では、失礼しました
と言って下っ端は出ていった
「話を戻そうか?」
「あぁ………。けど、たとえ“和泉 凛”が本当の名前じゃなかったとしても凛は凛だ。だけど、いつかは俺達に今までのことを話して欲しい」
「ごめん。今は言えないけど、いつか絶対に言うから。その時まで待っていて欲しい」
「…………さぁ!みんなでご飯食べようよ!!」
港が話題を変えてくれた
でも
「あたしはいらない」
そうきっぱり言うと
「なんでだ?」
と一磨に聞かれてしまった
「あたし、普段からあんまり食べないから。こんなのは普通なの」
「では、普段はどんなものをどれぐらい食べているのですか?」
いつもは…………
「1日ゼリー1個あれば充分」
「えぇ!?!?凛ちゃん、それでお腹空かないの!?」
「空かない。今までも空かなかった」
「…………凛、食わなきゃ駄目だ。医者にももっと食えって言われている」
「いくら一磨に言われても、食べられない。…………もう寝るね。部屋に案内してもらえる?」
「…………あぁ」
そして一磨に部屋まで案内してもらい、部屋の前に着いた