甘いシュガー
心
先生と別れてから1週間が経った。
あのメールはみなみにも来たらしくて
みなみも私もその話には触れないようにしていた。
何故かあれからめぐちゃんは話しかけてこなくなった。
「愛…。
授業…サボる?」
みなみが気まずそうに話しかけてくる。
あれからずっと
先生の授業はみなみとサボっている。
なるべく先生の顔は見たくなかった。
仲村先生は幸運なことに
ほとんど保健室にいるため会うことはない。
まぁ、会っても仲村先生は私のことを知らないだろう。
「みなみ、単位ヤバいでしょ?
今日は出るよ」
そろそろ授業に出ないと単位が取れなくなってしまう。
「愛…。
きっと理由があったんだよ…。
先生は簡単に浮気するようなやつじゃないから」
「みなみ…。
ごめんね、ありがとう」
みなみがいてくれて本当に良かった。