甘いシュガー
真実

先生の手を離した次の日から
先生は私を避けるようになった。

今日は大切な日。
2月14日。
そう、バレンタイン。
ちょっと前の私だったらきっとドキドキしていたんだろうな…。

「みなみ…愛」

放課後、
気まずそうに話しかけてきたのは
めぐちゃんだった。

「離したいこと…あるんだけど。
いい?」

私たちは顔を見合わせてから
めぐちゃんの方を向いて頷く。

「あのね…。
いいたいことって言うのは…。
ふたつあって」

そのあと、めぐちゃんから信じられない言葉を聞いた。

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