甘いシュガー
先生side
今日は、2月14日。
バレンタイン、あいつと過ごしたかったな…。
あいつというのは
俺の生徒であり彼女。
湯川愛。
愛…、本人の前では照れ臭くて言えないけど
俺は愛のことを死んでも愛すると誓える自信がある。
「おい」
俺の前でニコニコしている
俺の元カノ。
仲村佳代子。
「もう別れたい
こんなの可笑しいだろ?」
俺は脅されてた。
どこから知ったか分からないが
俺と愛が付き合ってることを知っていた。
別れないと
教育委員会に発表するから。
それが嫌なら私と付き合って。
嫌だった…だけど佳代子は新井にも感づかれてるから
と、笑いながら言った。
そのあとに愛から電話が来て
……別れを切り出された。……
でも、それでも俺は好きだったから
愛のそばにいた。
だけど、愛は違ったのかな…?
俺の手を振り払った。