イジワルなキミの隣で


ウサギ先輩の隣を真子に譲って端っこの方に移動した。



みんなから少し離れて座る。



盛り上がるのを私は傍目から見ていた。



いいな。


楽しそうで。


真子と陽菜はいつも以上に楽しそうに笑ってる。


ここに光流先輩がいたら


私もあんな風に笑えたのかな。



……光流先輩。


あれからまだ



うまく笑えません。



本当はまだ全然


諦める覚悟とか


出来てない。



どうすればいいんですか?



本当にもう


わからないんです。


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