イジワルなキミの隣で
対峙
「萌絵、少しは食べなきゃ」
「んー、食欲ないからいらない」
「じゃあその弁当俺にくれよ」
「いいよ、はい」
お昼休み。
いつものように3人でお弁当を囲む。
と言っても私は食欲がないから2人が食べるのを見てるだけ。
あれから1週間。
毎日佐伯先輩のことばかり考えている。
なぜかなんて聞かれなくても、もうすでに答えは出てる。
絶対に認めたくなくて今まで目を背けて来たけど
私は佐伯先輩のことが
好きなんだ……。