イジワルなキミの隣で


「本当にここでいいよ、ありがとう」



家まで後わずか。


道もそんなに暗くないし住宅街だから安全。



「うち、あそこだから」



「そっか。じゃあまた明日」



「うん、ありがとう」



見えなくなるまで近藤君の背中を見送る。



色々ありがとう。



素直にぶつかって来てくれたこと、純粋に嬉しかった。



気持ちに応えれなくてごめんね。



きっと


傷付いたよね……。



最後の方

苦しそうに笑ってたし。


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