シェアハウスのミュージシャン




なーんて、呑気な気持ちで来たけど…



「何この混み具合!」

光「まぁ、今の時間帯は当たり前か。」

「…とにかく、私座れるとこ探してくる。」

早苗「なら、早苗買っとくよ」

「本当?助かるー。じゃ、、、、、、、オムライスで!」

早苗「りょーかい。本当にオムライス好きだね?」

「へへっ。」

私は早苗にお金を渡して、携帯と財布を片手に席を探した。


ウロウロしていると、


「ラッキッ!空いた。」

丁度、ご飯を食べ終えた人達が席を立った


私は座り、携帯でTwitterを見てみると



やっぱり。まだ私達のこと言われてる…


もっと。可愛く写っとけば良かったかな。
なんて、冗談を言いながら待ってると、



?「あの!」

「ふぇ?」

私に話しかけてきたのは、後輩の可愛らしい女の子の軍団

「ん?」

「あの、沙織先輩。昨日の路上ライブって沙織先輩達なんですか?」

「うん。そうだよ。」


キャキャキャ!

私の一言で女の子達はキャキャ言っている

「あの!一緒に写真撮ってもらっていいですか?」

「え?うん。いいよ」

「本当ですかーー!ありがとうございます!!!!」


女の子達に深々と頭を下げられ、その後は写真を撮った。


女の子達が帰ろうとしたら、次は男の子達が…

そして、また同期まで。
あ、部活の後輩まで、、、、



なんてしていたら、私の周りに大量の人が私に質問をしていた。


「え!あ、うん。そーだよ」


「ははっ。そんなことないよ。」


「あ、ありがとう。」


「そうかな?本当?」


「そっか。私は好きなだけだよ」




なんて、喋ってくる人全てに返して、
一緒に写真撮ってしていたら、



早苗「はーーーい。どいてねー!」

ハンバーグとオムライスのおぼんを持った早苗が、そう大声で言ったら、


「ありがとうございましたー。」


そう言って、パラパラと帰っていく。


光「もー。囲まれすぎ。」

「つ、疲れたぁー。」

< 155 / 167 >

この作品をシェア

pagetop