シェアハウスのミュージシャン




ジリジリジリジリ!

朝から、隣にある目覚ましはジリジリうるさい。


バンッと荒々しく目覚ましを止めて、
んーっと伸びーっとして、ベットから降りた。


カーテンの隙間から入る日差しにムカつきながら、クローゼットを開き夏服の制服を取り出した。


制服は少し青色のブラウスに夏だから青のチェック柄のスカート。

冬は、ピンク色のスカートにブラウスの上にはベストでも、カーディガンでもいい。


制服は可愛くて、その辺では1番。
着崩しても、怒られないし、制服目当てで来る子も多いらしい…



階段を降りて、一階に行って、制服の上からエプロンをつけて、朝食の用意。




何分かたたった頃に、


ひろ「はよー。」

「おはよ。」

ひろ「朝早いなーいつも。」

「朝ご飯を作るからねー。」

賢介「はーよー。」

哲「ふわぁーーー。」

「2人ともおはよ。」



「ご飯食べちゃって。」

私は3人の朝食を出して、その後に私も朝食を食べた。


食べ終わったら、恒例のチャンネル争い…

「もー。朝のニュースなんて、一緒だってどれも!!」

哲「俺は、目覚ましジャンケンしたいんだよー。」

賢介「俺はzlp!!」

「もー。早くしないと遅刻するよ!!」

朝から子供の喧嘩見ないな争い…



「いこーよー。」

玄関で3人を待つ私。

だいたい玄関に来る順番は、哲→ひろ→賢介の順だ。



今日も同じ順にきた3人。


うちの学校は、校則ゆるゆるで。
•邪魔にならないなら、ピアスもオッケー。
•お菓子もオッケー。
•メイクもオッケー。
•ケータイも授業以外ならオッケー。
•制服も指定のスボン。スカート。ブラウスをきていたらオッケー

っという学校。



でも、行事ごとは何かと燃える楽しい学校。

3人は、いつものように、スボンを少し下げて、ブラウスのボタンは2個開け。
3人とも耳にはピアス。

私はブラウスのポッケにちっさいピアスを挟んであって、スカートは、膝上12cm。短いけど、その方が動きやすいからさ。




そんな風な格好で学校に行く、私達。




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