GIRL Story

深夜2時頃、茉莉亜がもう少しで終わる時間なので優奈は茉莉亜の店があるビル近くのコンビニへ向かった。

やはり国分町は夜の街だった。
華やかなキャバ嬢達が優奈の前を通りすぎる。

(かっこいいなぁ。)

派手なメイクにキレイなドレス。
優奈はなんだかウキウキしていた。

自分の全く知らない世界。


｢お待たせ！｣

コンビニの目の前で茉莉亜に会った。

国分町で見た茉莉亜はまさに夜の世界の人で
優奈にはいつもの茉莉亜とは違って見えた。

｢どうしたの？ボーとして。行ける？｣
茉莉亜が優奈の顔を覗き込んだ。

｢あ、ごめん。何処行くの？早く行こう♪｣
慌てて優奈は返した。