GIRL Story
｢あいつ酒癖悪いから優奈ちゃん気にしないでね。｣


そう言って秀樹さんは竜を睨む。

｢私全然気にしてませんから。｣

そう言う優奈に笑顔を見せた秀樹さんはやっぱりかっこ良かった。

竜は席を立った。

少し自信のついた優奈は昨日とは違い秀樹さんと楽しく話せた。

(秀樹さんは私をきっと客としか思ってないだろうけど、私がもっと魅力的になればかわるかな？)
と優奈は秀樹さんの顔を見ながら思った。

秀樹さんは子供な優奈にとっては魅力の塊だった。
優奈を笑わせてくれたり、雑学でびっくりさせてくれたり。
良い匂いがするし、かっこいい。

30分位話をした所で秀樹さんは席を立ち違うお客さんのトコに行ってしまった。

竜はその間カウンターで接客をしていたけど秀樹さんが居なくなった後また優奈たちの所に戻ってきた。

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