GIRL Story
竜はそんな中でも茉莉亜をちゃんと楽しませようとしていた。

でも酔っ払うとここに居ない優奈の説教が始まる。

「優奈みたいな奴はは夜向いてないんだよ。背伸びしやがって。」

茉莉亜は内心それは竜も一緒だと思ったけど、口には出さず笑顔で聞いていた。

「でもわかんないよ男の人は優奈みたいなとろい感じ結構好きかもよ?」

竜をからかって言う茉莉亜。

「それをあいつがモテるとか勘違いするんだよ。」

「竜は優奈の事どう思ってるの?可愛いと思う?」

竜の気持ちを察しながらあえて聞いてみる。

「は?優奈?……まぁ、一回位ならはめてやってもいいかな。」

照れた様に竜が言った。

「ちょっと!私の妹だよ!!そうゆうのやめて。」

笑って茉莉亜が返す。

「まぁそれは冗談だけど、アイツは世間知らずなトコあるから早くちゃんとした彼氏とか見つけて変なヤツにハメられる前に夜辞めたほうがいいよ。」

「竜がなってあげればいいじゃん!!」

茉莉亜が可愛く言った。

竜は聞こえないフリをしていた。


優奈を知ってるように言う竜が可愛かった。

(竜はそのままでいいんだよ。だからがっかりしないでね。)

心の中で茉莉亜はそうつぶやいた。

< 68 / 207 >

この作品をシェア

pagetop