甘いカンケイ



びくんっと肩を揺らしたあたしは背筋がゾクゾクと粟立つのを感じ咄嗟にスカートの裾を掴む。


愛おしそうに、甘く見つめられるそれにあたしは目が離せなくなってしまう。


浅井さんの放つ色気は凄まじい。




「じ、じゃあ、おやすみなさい…。」

「ふふ、おやすみ。」



それから暫くしてあたしは浅井さんと別れて家に入った。



「ただいま~」


今日は色々ありすぎてなんか疲れたな。


「うふふ、おかえりなさーい」

「…?」


お母さんはニヤニヤしながらあたしを見ては、なにか言いたそうにしている。


なんなんだろうか…。居心地悪すぎる…。


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