オオカミ君は私の彼氏
春1年目
再会
えみりside
「えみりーっ!大丈夫!?」
「あははははは、大丈夫だよー」
イタタタタ....。
「なんで転んだの?」
「つまずいちゃって…」
「えみりってほんと危なっかしいよね」
「気を付けてるんだけどなぁ」
「ほんと出会った時から変わらないよね」
よく転んだり怪我をすることが多くて、足とか腕には他の子と比べると多くの傷がある。
でも昔は、小さい時はあんまり転ばなかったんだ。
小さい時、近所に住んでいた悠斗-ゆうと-君が、よく私を助けてくれていたから。
でも、…今はいない。