オオカミ君は私の彼氏

悠斗君とまた昔みたいに仲良く話をしたい。

…ううん。

悠斗君は最初から、昔みたいに話かけてくれている。

逃げてるのは自分じゃん…。

でも、どうしても昔みたいに話せない。

もう、なんでなの私…。

悠斗君の人気者っぷりはお昼休みまで変わることなく、むしろ他クラスまで噂が広まり朝の数倍になっていた。

「…」

もう視線がきつい…。

悠斗君の前の席だから、間接的に自分もみんなの視界の中にいる感じがどうも…無理。

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