クローバー
どんなに人間見た目じゃないって綺麗事を並べたって、綺麗な人に目移りしてしまうのはどうしようもないことなんだって理解してるつもり。

でもそんな言葉ばかりな人達に飽き飽きしてるのも確か。

”好きだよ。どんな君でも。”

そんなやさしい言葉は、のちの鋭利な凶器になるなんて、気づいていないんでしょ?

なんて心の奥で思ってるあたしはつくづく性格の悪い女だと思う。

「そんな無害そうな顔して私らのこと馬鹿にしてるんでしょ?」なんて何度言われたことか。

一時間前までの友達が次の瞬間敵になる。その逆も然り。

そんなのが当たり前な世の中

自分自身がそんな嫌な人間の一人であることに嫌気さえする。

誰かを思うよりやっぱり自分。

そんなじぶんに。
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