精一杯のLOVEをあなたに。。。
そう…
あの日の私は……
クレーム客の処理と売上目標額を達成できなかった事で、かなり落ち込んでいた。
統括本部マネージャーからも、ネチネチ嫌味を言われて気分は最悪。
冬場のエステ業界の売上は下降するのは仕方のないことなのに…
そんな時、偶然クラブで隣に座りあわせた調子のよさそうな男と意気投合した。
誘われるままに、気がついたらホテル。
気持ちがないから、多分セフレというのかな…?
優柔不断で、こっちからの連絡はついた試しがない。
常に、自分の都合で軽く誘いの電話が入る。
最初から気持ちのないこんな関係なんてもうやめよう。
何も始まりそうもない男との時間をこれ以上続けていても無駄。
そう思いはじめていたころ、一つの問題が浮上した。
まだはっきりしたわけではないけど…
それは日に日に私を大きく悩ませはじめていた。
「この辺りでいいですか?」
運転手さんの声にはっとした。
「あっ…すいません。その信号の手前でお願いします。」