精一杯のLOVEをあなたに。。。


私の予想は大きくはずれた様子。


あれから数日が過ぎても気がかりな問題事はまだ解決してはくれなかった…


スタッフルームに掛けられているカレンダーを見つめては溜め息がもれる。


…はぁ、もう10日。


こんなに遅れたのは多分初めて。


検査薬を買いに行く?


でも怖い。



本気で好きじゃない相手の子供なんて産めないし。


今まで軽くセックスしてきた事への神様からのバツなの?


そんな風に自問自答を繰り返しながら、仕事もまるで手につかない。



…ただ怖かった。



ただ誰かに寄りかかりたかった。


そんな状況にふと浮かんだのは


彼…斗真。


仕事が終わった私は、一人で『エンジェル』に向かって歩いていた。



運命に導かれているような?


そんな気がしながら…



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