精一杯のLOVEをあなたに。。。
「奈緒ちゃん
ごめんね…私帰るわ」


急に帰るといいだした私にびっくりしたのか、奈緒ちゃんもあわてて席を立とうとした。


「私も一緒に帰ります」


「いいよ~奈緒ちゃんは、かずくんを待っててあげて…」


「…でも」


「大丈夫だから」


奈緒ちゃんは黙ってうなずいた。


「かずくん…これ奈緒ちゃんの分も一緒に清算しといて」


「葵さん…ちょっと待ってくださいよ」


ドアに手をかけようとした瞬間、かずくんに腕をつかまれた。


「俺、斗真さんからすぐ戻ってくるから葵の事よろしくって…
頼まれたんすよ。
だからもう少しだけ斗真さん待っててください。」



少し間をおいて、


「ごめんねかずくん…
今日はやっぱり帰るよ。

斗真にもそう伝えておいて…」


そう言い残して、半ば強引にエンジェルを飛び出した。



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