精一杯のLOVEをあなたに。。。


エレベーターが一階についた。


すぐ向かい側のビルに何気なく視線を向けた。


向かい合った男女の姿?


心臓がドキドキした。


こちらに背をむけていて顔は見えないけど、斗真に違いなかったから。


一緒にいるのは当然エリカさん。


そして私は自分の目を疑った。


突然、エリカさんが斗真に抱きついたから…


「斗真~大~好き」

大きな声で、そういいながら斗真をしっかりと両手で抱きしめた。


そして…
ストレートに気持ちをぶつける彼女の瞳はしっかりと私を見ていた。


その時思った。


エリカさんは
私の存在を知っているんだと。
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