精一杯のLOVEをあなたに。。。
「んじゃ~
もう終わりにすんの…?できんの?」
「そうだね…もうだめかもね…?」
まだ投げやりな私の言葉に、香織はお酒を一気に飲み干してグラスをバンと音をたてておいた。
「葵?
何、弱気になってんのよ?
あたしは、葵だから、
葵だから斗真のことあきらめたんだよ?
なのになんなの?
そんな簡単に終わりにするなら、最初っから斗真のこと好きにならなきゃよかったじゃん!」
香織は声をあらげてそう言った。
「…ごめん。香織」
「あ、あたしもごめ…ん。言い過ぎた。」
心配してくれている香織の気持ちが痛いほど伝わってきた。
「ね?葵…斗真のこと信じてやりなよ?」
親友の言葉に涙がポツリとこぼれおちた。