精一杯のLOVEをあなたに。。。
「ほんとはね、私も斗真を信じたいよ?
こんなことで終わりにしたくないよ。
でもね…
斗真の気持ちがどこにあるのか、もうわかんなくなっちゃった…
斗真がエリカさんを選ぶんなら…」
「斗真をあきらめる?」
香織は私が言おうとしていた言葉を悲しそうに言い当てた。
「あのさ…
この間、エンジェルのトイレで店長の妹が友達と話してたのを偶然聞いちゃったんだけど」
「…?」
「エリカさんてひと。
最近情緒不安定?
暴れてリストカットしそうになったとか?
毎晩浴びるほど飲んでるとか?」
「嘘?」
「斗真から聞いたって、店長が心配してたらしいし、葵が見たエリカさんの様子からしても、かなり真実に近い話だと思う。
もしもそうなら、エリカさんて精神的にちょいやばくない?
昔、リストカット経験もありみたいなんだよね
斗真の立場からしたら、当然ほっとけないんじゃない?」
まったく予想もしてなかった話を聞かされ、ただ驚いていた…