精一杯のLOVEをあなたに。。。
私は、何もわかってなかった。
斗真は多分一人で悩んで苦しんでたはず。

なのに、
毎日私を元気づけるようなメールをくれてた。


きっと心配してくれてた?
不安になってく私のこと?


なのに
私は……

あんなにひどいこといっちゃった。



…斗真に会いたい。
今すぐ会って誤りたい。

今すぐ気持ちを伝えたい。


でも


「どうしよう香織?
私、斗真にひどいこといっちゃった。

きっと斗真怒ってるよね?」


「だいじょうぶ。斗真なら怒ってないよ。あたしが今日ここに来たのは、斗真に頼まれたからだもん。」


「え?」


「あいつ、きっと一人で泣いてると思うから、そばにいてやってほしいって」


「香織…ごめん。私…」


「わかってる。行っておいで。
ちゃんと後片付けして戸締まりしてから帰るからね」


そう言って私の背中を押してくれた。


「…ありがと。香織」


私は香織に抱きつきながらそう言って、すぐに外へと飛びだした。


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