精一杯のLOVEをあなたに。。。
深夜1時すぎ…

ようやく
『お疲れさまでした』と言葉を残して店を出た。


エレベーターで一階について扉が開いた。

その先に見えたリュウさんの姿に少し驚いた。


「ストーカーでもないし、そんな驚かんでもええやん。

もう電車もないやろ?
すぐそこに車止めてあるから、送ってくわ」


ニコッと優しく微笑むリュウさんに…


「…そんな…いいですよ~。タクシーで帰れますから…」


両手を振って、丁寧に断ったつもり。


なのに


「そんな遠慮せんでもええやん。
おいで。」


私の腕をとり、勝手に歩きだす。


「えっ?…あ…あの」


ジタバタしてる間にすぐに車に辿りついた。


ピカピカ黒塗り高級外車。


あんまり乗りたくなさそうな怪しい感じ。


「あの…私やっぱり…」


「襲われるかも?
なんておもってんな?その顔は…」


「あっ…はい。

いやっ…思ってませんよ~。」


「んじゃ~乗って」

後部座席のドアが空けられて、背中を押された。


「いえっ…ほんとに…」


その時
運転席からサングラスをかけたマッチョの人が降りてきた。

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