精一杯のLOVEをあなたに。。。

「んじゃ葵ちゃん。気いつけてな」


「はい。ありがとうございました。」


マッチョの若松さんがわざわざ後部座席のドアをあけてくれた。


「あっありがとうございました」


どうも苦手…

若松さんにも深々と挨拶して黒塗りの外車を見送った。


そして
マンションの玄関の方にくるりと方向を変えた。


「あっ…」



すぐに斗真の姿を見つけて飛び上がりそうなくらいに驚いた。


「…斗真！どしたの？」


「あぁ…コンビニ行ってた」


「そう？」


リュウさんの車を見たはずなのに、何も聞かずにスタスタと階段を登ってく斗真の後を慌ててついていった。


「あの…
今日はごめんね、
お店忙しくって…」

つい…私もお客様に送ってもらったと言いそびれてしまった。