精一杯のLOVEをあなたに。。。

「奈緒ちゃんごめん。戸締まりして帰るから先に帰ってくれる?」


「え~?
お客様って?
やっぱり今からカウンセリングするんですか~?」


「あっ…

お客様っていうか…エリカさんだった。
多分私に会いにきたんだと思う…」


奈緒ちゃんの動きがとまった。


「え―――――?!?………
エリカさん?!

店長~?!その、二人で?!
大丈夫なんですか!?
修羅場とかじゃないですか!!」


奈緒ちゃんがあまりに驚いて何言ってるのか…意味不明?


「修羅場かぁ…
だよね?
けど…大丈夫。」


奈緒ちゃんには
そう言ったものの
かなり動揺してたのはほんと。


ティカップに紅茶を注ぐ手がなんとなく震えていたから…



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