精一杯のLOVEをあなたに。。。
「あの…
お店に用があるんじゃなくて…
私に…会いにきたんですよね?」
私の問いかけにさっきまでの暗く沈んだ表情がパッと消えた。
そしてニヤリと笑った彼女。
「なぁんだ。あたしのこと、やっぱり知ってたんだ?」
彼女はあっけらかんとそう言い放ち、私は黙ってうなずいた。
「じゃぁ…話早いじゃん。
もういいでしょ?
いい加減、斗真返してくれない?」
「……」
すぐに答えられない私に、今度はひどく弱々しい表情で哀願してきた。
「……お願い。
あたしね…斗真がいないと、…ダメなんだ。
生きていけない…
斗真がいない人生なんて…死んだほうがまし…」
…死んだほうがって
その言葉に腹立たしさを感じた。
「…私に
そんな事いう権利なんてないかもしれないけど…
生きていけないとか…
そんな言葉気安くいうもんじゃないよ。
もっと自分の事大事にしなきゃ…」
話の途中でクスクスと笑いだした彼女。
「…あははははははは」
そして
クスクスから私をバカにするような高笑いに変わった。