精一杯のLOVEをあなたに。。。
第12章☆永遠を誓った夜
「で…どこ行くの?」
「ちょっと遠出…。
まぁいいじゃん。
さ…どうぞ。お姫様」
行き先は内緒のデートの日。
斗真が友達に借りたという赤のワンボックスカーの助手席に乗り込んだ。
斗真が運転する車に乗せてもらうのは今日が初めてだった。
「バイクの後ろもいいけど、助手席もいいね」
つい笑顔になる私。
「でも…ポンコツでわりぃなぁ?
ツレに貸してくれって言ったらこんなのでさ?」
確かに年期は入ってるけど…
「そんなこと言ったらせっかく貸してくれた友達に失礼だよ~
車なんて走ればいいんだから」
「それもそうだな。」