精一杯のLOVEをあなたに。。。
前方を歩く若松さんの後をリュウさんに抱えられながら歩いた。


若松さんが車のドアを開けてくれたのに

さっきの恐怖で車の中に入る事が出来ずにいた。


リュウさんは、そんな私の心境にすぐに気づき…


「誰か連絡してきてもらおか?」


そう言った。


斗真…
斗真に会いたい。


だけど
こんな私の姿を見られたくない。


きっとこんな私をみたら斗真が悲しむ…


あっ…

待ち合わせ場所?


斗真…まだ
心配して待ってるかもしれない?


寒い中ずっと待ってくれてるかもしれない…


私はカバンから携帯を取り出した。



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