精一杯のLOVEをあなたに。。。


「葵…?
俺の前では無理すんなよ?
泣きたい時は、我慢せずに泣けばいいんだからな。

お前の強がりなとこも好きだけど…

一人で隠れて泣くんなら俺の胸の中で思いきり泣けよ…」


そして斗真は身体をおこし座ったまま両手を広げた。


「おいで…」

そう言って私を広い胸の中に包んでくれた。



今まで

辛い時も悲しい時も、いつも誰にも涙を見せずに生きてきた。


大丈夫。大丈夫。


いつも、どんなに悲しくても、そう言って無理やり笑って強がって生きてきた。

だけど…

弱音をはいてもいいんだよね?


それって
とても大切な事なんだよね…。


斗真に出会って本当にそう思った。


< 246 / 350 >

この作品をシェア

pagetop