精一杯のLOVEをあなたに。。。

シンは煙草を灰皿に何度もこすりつけた。



『クソー。

このままじゃ、絶対にすませねぇ～。

こいつら殴ったやつって多分葵って女の男だろ？

エリカ！
お前、そいつに電話して呼び出せよ…』

シンはとてもイラついていた。


昔もかなり危ない事に足を突っ込んできたヤバイ奴…


『…そいつらは自業自得でしょ？

それに…

あたしにはそんなの関係ない。

もう帰ってくんない？』



『な…なんだと～コラ！』


シンの怒りの矛先は当然あたしに向けられた。


髪の毛をを引っ張られひきづられて、馬乗りになられて何度も顔を殴られた。



でも
あたしは一切抵抗しなかった…


あたしのなかで少しだけ芽生えた後悔の気持ちがそうさせていたのかもしれない…


そして

どんなに殴られても斗真の連絡先は言わなかった…


斗真を守る事。


あたしに出来るのはもうきっとこれだけだから…