精一杯のLOVEをあなたに。。。
次の日の夕方
かずが見舞いに来てくれた。
「斗真さん!元気そうで安心しましたよ~」
「若いからさ…快復早いらしい。
しかし、派手に喧嘩しちまったみたいだけど全然覚えてないんだよな?」
「あっ…そうっすか?」
視線を不自然にそらした、かずの様子が何となく気になった…
その時
ドアをノックする音が聞こえたと思うと、また昨日の彼女が病室に入ってきた。
「あっ?葵さん。久しぶりっす」
…葵さん?
「かずくん…わざわざありがとうね。ゆっくりしていってね」
かずと彼女は、知り合いの様子?
そして彼女は、普通に俺に話かけてきた。
「斗真…着替えとかこのバックに入れてきてあるから……
…………?」
そのバックには見覚えがあった。
俺のバックに間違いない。
「…ね?斗真…聞こえてる…?」
彼女は冗談ぽく微笑んで、俺の顔の前で手をふりながら、顔を近づけてきた。
どうやら
彼女は俺の事をよく知ってるらしい…
俺は一瞬ドキッとしたが表情を変えれず…
どう話せばいいのか迷っていたが正直に聞いてみる事にした。