精一杯のLOVEをあなたに。。。
「なんで…
斗真が謝んのよ?
あたしは自業自得だから…。
こうなって当然なんだから…」
涙が溢れてきそうだった。
そんな優しい言葉かけないでよ。
あたしなんかに謝らないでよ。
最低なのは…
一番最低なのはあたしなんだから。
心の中でずっと繰り返してた。
やっとの事で、車の後部座席に斗真を運べた。
あたしは驚く。
出血の量がすごい。
あたしの服にもベットリついていた。
顔色も悪い。
呼吸も荒い。
一刻を争う。
「斗真、すぐ病院連れてくから…」
慌ててエンジンをかけようとしていたら、斗真が振り絞るような声で言った。
「エリ…カ…
葵のとこに…送ってくれ…たのむ…」
「…でも…」
結局、あたしは、斗真の言葉に従うよりほかなかった。
何度も何度も心の中で謝りながら、車を急スピードで走らせた。