精一杯のLOVEをあなたに。。。

side:斗真

バレンタインデーにチョコの量を競わせる。


そんな子供じみたイベントに、全く店長らしいと苦笑いをした。


おかげで今日の売上はいつもの二倍。
忙しさも二倍。


「斗真!おひさしぶり~」


「おう!香織ちゃんいらっしゃい。
あれ…?今日は一人?」


「葵はバイトなんだぁ…終わったら来るって言ってたけど」

葵という名前に敏感に反応している自分に気づいた…


やっぱり俺は…?


何だか落ち着かない?


ドアが開く度に、そわそわしている自分を、やはりどうかしていると、軽く頭をふった。


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