精一杯のLOVEをあなたに。。。
「葵…?もしも~し?」
「……あっ?と…斗真~?
いっ、いつ来たの?」
いきなり目の前に斗真の姿。
色々な事を思い返していたら、すっかり自分の世界に入りこんでしまっていた……。
耳元で名前を呼ばれてやっと気づいてアタフタ。
「…葵?
何ぼ~っとしてんだよ?
ほら行くぞ!」
「…あっ…うん」
私の手を強引に引っ張ってく斗真。
まるで…
あの夜にタイムスリップしたような気分になった。
「あっ!そうだ。
どこ行くか決めてなかったよな?
なんか美味しいもの食べにいこっか?
ホテルの最上階とか、お洒落な店でクリスマスディナーとか?」
「…ん…と
私の行きたい店でもいいかな?」
「いいよ。
葵の好きなとこに付き合うよ」
斗真はそう言ってにこっと笑ってくれた。