精一杯のLOVEをあなたに。。。




「…葵の行きたい店って…ここ?!」


「そうだよ。
さ、入ろうよぉ」


躊躇してる斗真の手を、今度は私が引っ張って中に入る。


「あのさ~葵?

何もクリスマスイブの日にわざわざここに来なくてもよくない?

特別な日だろ?
その…カップルにはさぁ~
なのに…
ここはないだろ?」


斗真はまだ納得いかない様子。


「…まいど!
うわぁ~、
久しぶりだねぇ~お二人さん」


店長がいつもの二人の席に案内してくれた。



ここは…

あの夜に斗真が強引に連れてきてくれた居酒屋。



離れてしまいそうになった私たちを繋げてくれた場所。
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