精一杯のLOVEをあなたに。。。
何となく変な空気が流れる中、斗真が話題を変えた。


「あのさ…

その後…彼氏とはどう?」


すっかり記憶から遠ざかってた元彼の話。


「…あぁ…
もうね、別れたの」

「…そ」


「うん…」


気まずい雰囲気。


でも、元彼の話が出てあの日の夜の事を思いだした…


あの日優しく抱きしめてくれた斗真の事。


斗真の胸は温かくて …
どうしようもなく不安だった私の気持ちを軽くしてくれた…



「…斗真?

一つだけ聞いてもいい?」


「どうぞ」


「あの時
病院……ついてってやるって言ってくれたじゃない…?
どうして?」


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