精一杯のLOVEをあなたに。。。

「理由なんてないっつうか…

ただ…葵見てたら、力になってやりたいなって素直に思っただけだよ？。

それに俺、葵みたいな不器用なヤツ嫌いじゃないし…」


「…何それ？

人が真剣に聞いてんのに…

しかも不器用って。
斗真にそんな事言われたくないです！」

と、ビールを一気に飲み干した。


「えー？

真面目に答えたつもりなんすけど？

俺はさぁ……」


「…もういいよ。

あの時はありがとう。
あの時、あんな風に斗真が言ってくれて、ほんと救われた気がしたの。」


誰かにありがとうという気持ちを伝えるのは、少しだけ勇気がいる。


「…人間なんてさ、みんなそんなに強くないからさ

弱くて当然。だから もっと甘えればいいんじゃねぇ？」


「あっ…
何か偉そう。
上から目線だ！」


「ばっ…お前なぁ～」


何だか久しぶりだった。

こんな会話のやり取り。