精一杯のLOVEをあなたに。。。
「なんかさ、この店も当然気にいったんだけど、斗真くんの事がかなり気にいっちゃったかも…」


え?

香織の一言は私をドキリとさせた。

赤い顔は酔ってるせいじゃないみたい。

「でも、彼って女慣れしてるというか…危ない匂いもするじゃん?
香織のタイプじゃないじゃん?」


高校からの付き合いで、お互い頑固なところが共通点。


いつも『あの人はだめだよ』って、助言するのは香織の役目なのに…


「葵~斗真くんて彼女いるのかな?

それとなく聞いてみてよ…」


助言を聞くどころかとんでもない事を言い出した香織の言葉に、ドリンクを吹き出しそうになったあたし…。

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