精一杯のLOVEをあなたに。。。

side:葵

ぼんやりとした視界の中に緑色の芝生が広がっていた。


どうやら斗真のジャケットに包まれながら、眠ってしまったみたい…


体をゆっくり起こしながら、斗真の姿を探した。


確か…
膝枕をしてあげてたはずなのに…


辺りを見回すと、少し先にある池のほとりで煙草を吸っている斗真の姿を見つけた。


驚かせるつもりでそっと近づいてみる事にした。


でも…


私は途中で足を止めた。


読み取れた斗真の表情は、何だかとてもせつなく見えたから…



…斗真?



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