LOVE LOVE KISS♡
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突然、この世から光を失った君。
俺は君にとって「光」という存在になり
たくて。必死だった。君の笑顔が好きだ
ったから。笑うとくっきりできるえくぼ
や、普段は大きい目が細くなるところ。
全部が好きだった。愛しすぎたんだよ。
君の笑顔は俺にとって太陽だったから。
だから、君の泣いてるところなんて見た
くなかった。でも優しい君に「泣くな」
なんて言えなかったんだ。だってそんな
事言ったら君は無理に笑うんだろ?
だけど俺はそんな姿の君を見るほうが
嫌だったんだよ。おかしいよな、俺。
どう考えても矛盾だらけじゃん。
でもな、君はわかってたんだよな。
俺が君に笑っていてほしいという事を。
だからばれないように無理して笑って
たのかもしれねーけど俺は分かってた。
でも、俺もう一つ知ってんだ。
君が、俺のいないところで流れでそうな
涙を堪えながらも泣いていたのを。
君は本当に最初から最後まで優しすぎた
。大好きだったその優しさが、最後は
あんな苦しかった。
なぁ…俺、君から勇気づけられる事ばっ
かりで、なにか返すことはできたか?
俺は君の…「光」になれたか?
俺は今日もそう想いながら夜空に広がる
星空を眺め君の笑顔を想いだす。
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鮮明に覚えてる。
ーー…私と君のいた思い出の時間。
突然消えた君を私は今も記憶としてはっ
きり脳裏に焼き付けてるよ。
ねぇ。私は、君のいなくなった世界で
どう生きたらいいの?私に「幸せ」と
いう未来なんて君無しでやってくるの?
ねぇ。…私は、…前に進めるの?
いつか君の笑顔が涙が悲しみが………
君のすべてを「記憶のカケラ。」
と呼んでもいい日は、やってきますか?
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