魔女の部活動
非日常的な世界の方が楽しいんだから

出会いはベタに



真夏なのに黒いマントに身を包み、深くフー ふかる。



顔にはどこか外国のお土産のような不気味なお面をつけ歩くと多くの若者が戯れて通れなくなっている道が自然と開いていく。


目指すは、あそこの奥倉庫。



お面で顔は蒸れ、長袖のマント…いや、コート?まあどっちでも良いけど、それが暑くてせっかくしてきた化粧も落ちてるんだろうな。



でも、それでも、今日はこの倉庫にある物を取りに来なくてはいけなかったの。





そこの倉庫は、サッカー部の私物化となっている倉庫で、扉を開けると




「きゃっ」




中から女の人の声。
マネージャー?なのかな。
分からないけど女の人が男の人の〔サッカー部の人だろうけど〕下にいる光景が…



「いすいません。失礼します。」





ズカズカ中に入り込み、女の人は服を急いで集めてるなか、戸棚にあるだろう目的の物を探している。



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