チャラ男とちょうちょ
「好きなんだ。すぐにとは言わないからこの子が産まれるちょっと前までに考えておいて」
涙香さんの雰囲気になんだか圧倒されてあたしは思わずうなずいた。
「それから、俺の本当の名前は龍って言うんだ!だから、仕事の時以外ではそっちで呼んでね」
と龍さんは笑った。
あたしは、本名は真奈美と伝えた。
帰ってから真由美に電話をして、妊娠していることを話した。
「おめでとう」
真由美はあたしの妊娠を素直に祝福してくれた。
おめでとうって言ってくれるのが先生だけじゃなかったことにうれしくてあたしはまた泣いた。
「おめでたいんだから、喜ぶに決まってるじゃん!それにしてもうちらどんだけニコイチなんだろ!あたしの方が早いとはいえ同じくらいに子育てするとか」
と真由美は言った。
「裕貴には言わないの?」
「…別れてるんだもん。言うつもりないよ」
「そっか…」
あたしは思い出したように龍さんのことを話した。
涙香さんの雰囲気になんだか圧倒されてあたしは思わずうなずいた。
「それから、俺の本当の名前は龍って言うんだ!だから、仕事の時以外ではそっちで呼んでね」
と龍さんは笑った。
あたしは、本名は真奈美と伝えた。
帰ってから真由美に電話をして、妊娠していることを話した。
「おめでとう」
真由美はあたしの妊娠を素直に祝福してくれた。
おめでとうって言ってくれるのが先生だけじゃなかったことにうれしくてあたしはまた泣いた。
「おめでたいんだから、喜ぶに決まってるじゃん!それにしてもうちらどんだけニコイチなんだろ!あたしの方が早いとはいえ同じくらいに子育てするとか」
と真由美は言った。
「裕貴には言わないの?」
「…別れてるんだもん。言うつもりないよ」
「そっか…」
あたしは思い出したように龍さんのことを話した。