チャラ男とちょうちょ
その日は、いつも贔屓にしてくれている建設会社「クロカワ」の青葉さんが来た。
あたしは用意していたチョコを渡す。
ちょこちょこ席を外したものの、青葉さんはラストまでお店にいた。
「このあと、ちょっと飲まない?」
青葉さんは言った。
でも、仕事が終わったら裕貴との約束がある。
それに、あたしはあまりアフターをしない。
同伴は正直お給料に反映されるし、同伴は月にこれぐらいしてほしいとお店から要求される。
だからあたしは同伴はする。
でも、アフターははっきり言ってお給料には全く関係ない。
仕事は好きだけど、仕事は仕事。
そこら辺はなぜかきっちり区別していた。
そりゃあ太客と言われる沢山お金を落としてくれる常連さんに誘われれば、付き合うけど。
そして、タイミングがいいのか悪いのか、クロカワは会社自体がうちの常連であり、青葉さんは特にあたしを気に入ってくれてこうして個人的に来て、あたしを指名してくれる。
分かってる。
アフターを断るわけにはいかないことは。
いつものあたしなら、迷わずOKしただろう。
でも、待ってくれてる人があたしにはいる。
「撮影が入ってるかもしれないから、店長に確認してみるね」
と、あたしはすぐに返事をすることができなかった。
あたしは用意していたチョコを渡す。
ちょこちょこ席を外したものの、青葉さんはラストまでお店にいた。
「このあと、ちょっと飲まない?」
青葉さんは言った。
でも、仕事が終わったら裕貴との約束がある。
それに、あたしはあまりアフターをしない。
同伴は正直お給料に反映されるし、同伴は月にこれぐらいしてほしいとお店から要求される。
だからあたしは同伴はする。
でも、アフターははっきり言ってお給料には全く関係ない。
仕事は好きだけど、仕事は仕事。
そこら辺はなぜかきっちり区別していた。
そりゃあ太客と言われる沢山お金を落としてくれる常連さんに誘われれば、付き合うけど。
そして、タイミングがいいのか悪いのか、クロカワは会社自体がうちの常連であり、青葉さんは特にあたしを気に入ってくれてこうして個人的に来て、あたしを指名してくれる。
分かってる。
アフターを断るわけにはいかないことは。
いつものあたしなら、迷わずOKしただろう。
でも、待ってくれてる人があたしにはいる。
「撮影が入ってるかもしれないから、店長に確認してみるね」
と、あたしはすぐに返事をすることができなかった。